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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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改めて工務店との工事請負契約書を見てみました。それによると、完成は9月20日の予定となっています。契約時に工務店の社長に言われていたことは、規模もそこそこ大きく(車庫・外部物置を含むため)、建物のかたちが変則的なので工期が守れないことは多めに見てほしい、と。

工場生産ではないので、少々の遅れはあって当然、遅くなることはあっても早くなることはないのが常であるとの心構えはできていました。

以前も書きましたが、待つ時間が長ければ長いほど、完成したときの喜びも大きいと思うのです。

終盤戦に入って、毎日来てくださる大工さんが増えました。どうやら工務店から圧力がかかっているもよう。。。
棟梁さんもこのところ顔を出してくださっています。

3時のお茶を出しにいったとき、一人の大工さんが、「親方~」と棟梁さんを呼んでいました。
「親方」う~ん、いい響き、職人の世界ですねぇ~~。

大工さんの世界では、棟梁のことを「親方」って呼ぶんですね、知りませんでした。「親方」を辞書で引くと④番めに「職人のかしら」と出ています。

ワタシもつられて2階を見上げて
「親方~、一服してください~」
と口をついて出ていました。。。(汗)

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ワタシの住む町の隣に建具の町として地場
産業に力を入れている町がある。
昨日、建具センターを見学してきた。
販売も兼ねている展示場は、一昔前の民家
に見られた建具がズラリと並んでいる。
値札を見て驚く。時間と職人さんの手間が
価格に反映されているのだろう。

建具産業は、どうやら低迷しているらしい。
閑散とした館内の様子からも、それが
うかがえる。

モノを選ぶとき、性能や使い勝手はもちろ
んであるが、真っ先に目がいくのはデザインだ。

造る技術や職人技はすぐれていても、
デザインがフィーリングに合わないと、
モノに魅力を感じることは難しい。

時代に取り残された工芸品にならないよう
今、田鶴浜建具に求められているのは、
デザイン力ではないだろうか。
 
昔からの民家にはしっくりくる建具でも
おそらくワタシたちの年代が建てる家に
適合することは難しい。
もっと若い世代になると、興味すら示さ
ないことだって考えられる。

すぐれた職人さんの技を、現代のセンスを
取り入れたものづくりに生かしてほしい。
時代は移り変わる、それとともに人の好み
も、家の造り方も変わっていく。
守るべきものは守る、一方で新しい試みも
していかないことには、この時代にあって
生き残るのは厳しいだろう。
建具センターを見学して、そんなふうに感じた。

能登の民家では普通に見られる建具です。
居間や家族のための部屋に使われることの多い建具。↓↓↓


 
こちら、お客様の間や大広間のような場所によく使われています↓↓↓

 
重厚ですねぇ。
帯のように見えることから帯戸というそうです↓↓↓



ちょっと雰囲気が現代風なこちら↓↓↓


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大工さんにもさまざまなタイプの方がいるが、
いつも来てくださっている大工さんは
物静かな口数の少ない人である。

無心にコツコツと作業してくださっている。

お茶を持っていったとき、いつも
「すいませんね。」と短く、しかし心から
の言葉で、お礼を言ってくださる。

短い一言ではあるが、あったかい大工さん
の気持ちが伝わってくる。

たまに一言二言話すことがある。
おおかたの人がそうであるように、
ワタシも建築現場を見るのは始めてなので、
何もかもが珍しい。

床のスギを張るとき、継ぎ口を斜めにカット
して接着していく作業を目にした。
そんなふうにして張ることなど知らなかった
ので、大工さんにねぎらいの言葉をかけた。
「ありがとうございます、手間がかかりそう
ですね~」と。
するとこう返ってきた。
「こんな床は、最近張ったことがないもんで~」
“こんな床”とは40ミリのスギである。

そうなのか~、近年はフローリングが主流
になっているので、このような素朴な床を
張る機会は少ないんだ、とわかった。

他愛無い会話からも大工さんの考えている
ことや思いをうかがい知ることができる。

多くを語ることのない大工さんであるが、
仕事に対するまっすぐな心と熱意は十分に
伝わってくる。

よろしければお願いネ☆
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過日、工務店の社長から一部仕様変更事項
の連絡がありました。
薪小屋の内壁をヒノキ張りにするとのこと
です。聞くところによると、薪小屋は風の
通り道に面しており、ベニヤでは数年で
メンテナンスが必要になるらしいのです。



追加予算ナシでの仕様変更。
こんな変更ならば大歓迎です☆
キメ細やかな対応は、材木部門を抱える
工務店ならではだと思いました。

そういえば、2ヶ月前のことです。
予算の都合上ヒノキとスギが混在してい
た2階の床を、「ヒノキに統一する」
と告げられました。こちらも追加予算の
発生しないサービスということです。
材木屋さんとしての経験に基づく対応に、
安心感を覚えましたよ。

信頼関係を築くことは、イエづくりに
おいてもっとも重要なことです。

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人は狭い空間を好む習性を持っています。

・カフェに入ると、隅っこの席を探します。

・天井の低い4畳半のお茶室は、妙に落ち着きます。

・子どもの頃、押入れでかくれんぼをしました。


変形約4畳半の今の部屋は、一番落ち着
ける場所・ワタシの砦です。

狭い空間が落ち着けるのは、どうして?

手を伸ばせば壁があるので、そこより先には
誰もいない。誰にも見られていない安心感。

狭い部屋は、人間が潜在的に持っている
自分の領域(パーソナルスペース)が守られ
ているから安心できるのです。

たとえば危険が迫ったとき(どんな危険でし
ょうか?)、さっと手を伸ばし戸を閉めて、
危険を部屋に入れないようにする。
身の丈で対応が可能なこと、狭い部屋が
安心できる、理由のひとつです。

いわばなわばりのようなもの。
自分が自分に戻れる場所、誰にも介入され
ない自分だけの場所。

2畳以上3畳未満の、ワタシの部屋。
今日、スギが張られて部屋らしくなってきました。



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