黒い寝室

寝室の壁は白の珪藻土を塗ることになっていました。本日、建築家氏より黒にしてはどうか、と提案されました。思ってもみなかった展開、でも悪くない、むしろいいかも、薄暗いほうがいいのかも、、、などど妄想はあらぬほうへ・・・

オットに相談したところ、えらくあっさりと「ええんちゃう～」との返事。黒の壁に白の障子、挿し色は赤で決まりやね！

大切なもの、って。

一部セルフビルドにすることにしたのは、予算削減のためと家族がイエづくりに関わることによってイエへの思いや家族間の絆を深めることができることを期待してのことでした。

キレイにムラなく塗ることはもちろん大事です。が、なにより大切なことは、義務でなく自分たちのためにやるんだという姿勢です。～しなければならないという義務感にとらわれては、苦痛になります。作業に支障を来たさない程度に楽しんでできればいいのではないでしょうか。

無論、１日でも早く住みたいのは言うまでもありません。だからといって早く作業を終わらせなくては、とギスギスしていたのでは本末転倒です。

滅多にない機会、自分も楽しみ、家族のコミュニケーションにも役立てればいいなと思うのであります。

塗装作業にも性格は出る

階段の踏み板です。
側面に番号がふられています。アナログ感が漂っています～。
上棟のとき、柱や梁にプレカット工場でつけられた番号は機械文字でしたが、このような手書き文字を目にすると、大工さんの手作業を改めて感じ取れます。



昨日、大工さんから宿題を出されました。階段の踏み板にワックスをかけておいてと。今日は、ムスメ１とムスメ２を動員して階段塗りです。

ムスメ２は、仕事が丁寧。几帳面できっちりしたい性質ゆえ、安心して任せられます。多感な年齢のムスメ１（中３）も、一応仕事はしたのですが、「肖像権侵害」を持ち出して写真を取らせてくれません。いやはや小憎たらしいですな。



おかげで１３枚の踏み板の塗装作業は終了。こうやって見ると木琴みたいです。

こんなことで息切れしていてはイケマセン。すぐ後に大仕事の珪藻土塗りが控えております。

にわか職人、手ほどきを受ける。

今日は塗装作業２日目。いつもなら休日は朝ゆっくりなオットもさすがに昨日のワタシの作業に不安を抱いたのか、早々に現場入り。バトンの一灯缶があまりに重くて、塗装缶に移し変えるときにパチャっとはねていっぱいこぼしてしまった。その染みを目ざとく見つけたオット、
「あれはなんや」
「はぁ、スミマセンね～。昨日こぼしてしまいました」
「・・・」
塗った箇所を点検される。
「ムラになってるけど。。。」
「はぁ、平均に塗ったつもりなんですけどぉ。。。」

そんなやりとりをして、さてどこから塗ろうかと思っていたそのとき、建築家氏登場。塗った箇所を見てもらいオットと同様の指摘を受ける。で、塗り方の手ほどきを受け、何でもかんでも塗ればいいものではないことを、知る。薄くムラなく丁寧に。刷毛使いがポイントですね～。余分な塗料を切って、刷毛に含んだ塗料をゆっくりと木に染み込ませていく。

意気込んで自己流でやってしまったワタシは、やはり何でも基礎が大切なんだ、と思った次第。同時に職人さんを尊敬したのです、ハハーッ！

もうひとつ、今日の大きな進捗は、造作家具が取り付けられたことです。
１階洗面台です↓
隣接するトイレにはあえて手洗い用の水栓を付けませんでした。ここで手洗いと洗面を兼ねます。



玄関収納です。昨日ワックスを塗った杉板はムラがはっきりと確認できました。２度塗りで修正しま～す。

にわか職人の妄想

今日からにわか職人として、塗装作業を始めました。見積もり段階で予算は大幅にオーバー。自分たちで塗装作業をしたところで、オーバー分が相殺されるわけではありませんが、せめてもの足しにはなるのと、セルフビルドに憧れもあってやってみたかったのです。



さらっと伸びがよく、素人にも塗りやすいワックスであるというバトンを、幅木や柱、板張りの壁に塗っていきます。ヒノキは油分を多く含むためワックスが入りにくいとは聞いていましたが、そのとおりポタポタと垂らして材料に無駄を出してしまいます。本職の方ならば、無駄なくムラなくさ～っと塗っていくのでしょうけど、にわか職人はそうはいきません。

一時間も黙々と作業していると、疲れてきました。伸びたりかがんだり、腕を伸ばしたりと普段使わない筋肉を使うので、結構運動している気分になります。

疲れて一休みしたいとき長澤まさみのような健康的な少女がお茶を差し入れてくれたら、疲れなどいっぺんに吹き飛ぶのに。。。ついでに言うと、セーラー服で現れてくれると、モアベター！などと妄想しながら励んだ１日目でした。

まだまだこれから塗るところは、たくさんあります。楽しみながら、ぼちぼちやります。