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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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ワタシの住む町の隣に建具の町として地場
産業に力を入れている町がある。
昨日、建具センターを見学してきた。
販売も兼ねている展示場は、一昔前の民家
に見られた建具がズラリと並んでいる。
値札を見て驚く。時間と職人さんの手間が
価格に反映されているのだろう。

建具産業は、どうやら低迷しているらしい。
閑散とした館内の様子からも、それが
うかがえる。

モノを選ぶとき、性能や使い勝手はもちろ
んであるが、真っ先に目がいくのはデザインだ。

造る技術や職人技はすぐれていても、
デザインがフィーリングに合わないと、
モノに魅力を感じることは難しい。

時代に取り残された工芸品にならないよう
今、田鶴浜建具に求められているのは、
デザイン力ではないだろうか。
 
昔からの民家にはしっくりくる建具でも
おそらくワタシたちの年代が建てる家に
適合することは難しい。
もっと若い世代になると、興味すら示さ
ないことだって考えられる。

すぐれた職人さんの技を、現代のセンスを
取り入れたものづくりに生かしてほしい。
時代は移り変わる、それとともに人の好み
も、家の造り方も変わっていく。
守るべきものは守る、一方で新しい試みも
していかないことには、この時代にあって
生き残るのは厳しいだろう。
建具センターを見学して、そんなふうに感じた。

能登の民家では普通に見られる建具です。
居間や家族のための部屋に使われることの多い建具。↓↓↓


 
こちら、お客様の間や大広間のような場所によく使われています↓↓↓

 
重厚ですねぇ。
帯のように見えることから帯戸というそうです↓↓↓



ちょっと雰囲気が現代風なこちら↓↓↓


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