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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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1階の床はスギです。
一昨日スギが搬入されました。


自然からいただいたものは、不揃いで
均一ではないとわかっていましたが、
実際に目で確かめて、違いを実感しました。
色合い、節の大きさや表情、ひとつとして
同じものはありません。
いろんな表情があり、見ていて飽きません。




以前住んでいた借家の天井は、同じ木目が
繰り返し並ぶプリント合板でした。
味気なくて単調で殺風景でした。
もし、天井が天然の木の表情であったならば
カゼで寝込んだ日も退屈しなかったことでしょう。
技術の進歩とは、まことに人の暮らす
家をも均一の工業製品にしてしまう側面も
包含しています。
供給する側の、安定した利潤と合理性を求め
た結果、供給される側は表情のない平均的な
もので妥協せざるを得ず、選択の余地を与え
られません。
今日の消費社会における、住宅業界の
絵図なのでしょうか。

さて床材のスギは、色合いや節の具合を
慮って適材適所に張っていただけるとの
こと。キメ細かい指示と作業に脱帽です。

足裏で感触を感じたいからスリッパを
はかない生活をしよう、と思っています。

一応
参加しています
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日中聞こえてくる、トントン・カンカン
ギィーンという音。

上棟から1ヶ月と少し。。。
気がつくと日日の生活の中で
あたりまえの音となっている。
毎日大工さんが精を出してくれている証拠である。

朝8時、工具の音が聞こえてくると、
一日の始まりの合図。
一方でふと考える、竣工したらもうこの
音は聞こえてこないんだなぁ、、、と。

そんな音を毎日聞きながら暮らしていると
おのずと大工さんへの感謝の念も増す。

無論、電気屋さん、板金屋さん、現場監督
さん、サッシ屋さん、建築家氏、多くの方の
力の結集とチームワークがあるからこそ
だと感謝に絶えない。

ワタシの一日は大工さんの音で始まり
音で終わると言っても過言ではない。

梅雨空が
続きますね
浴室です↓↓

「幼少より人一倍触感に敏感なムスメNO,2
断熱材のウールブレスに頬ずりするの図」

「フカフカでキモチいい~~☆」


冬の浴室は、冷気が窓から降りてきて
洗い場はしんしんと冷え込むのでした。

お風呂に入るには「よし、入るゾ」
という気力と気迫が必要でした。

寒さをぐっとこらえて入る。
入ってカラダが温まれば、身も心も
ポカポカ。。。

おおげざな言い方をすれば、入る前と湯上り
の心持ちは180度も異なるのであります。
それだけに、“使用後”の温かさに
満たされた幸福感も大きい
と言えます。

昔は、住宅を造る際、そもそも断熱と
いう考え方がありせんでした。
兼好法師の時代から「夏を旨とすべし」
といわれてきた住宅の造り方は、ごく
最近まで踏襲されてきました。
ところが、戦後の近代化で空調に対する
考え方や住スタイルが多様化して、
さまざまな問題が浮上してきました。
そのひとつが壁内結露や室内の結露です。

ワタシも、過去の住環境でイヤというほど
結露には悩まされてきました。

今の家も、冬場の浴室の冷え込みが厳しい
ことは前述しましたが、それと関連して困って
いることが天井からの水滴の落下です。

順番が後になればなるほど、天井には
水滴がびっしり並び、洗い場で洗って
いるときに冷たい水が背中を直撃!
ゾワッーー!!

これもどうやら断熱の考え方が不足した
結果であると、今日、建築中のワタシたち
のイエを見て納得したのであります。

望みどおりのあったかい浴室になりそう。。。
思わずワタシも頬ずり「あったかく包んでね」と。
梅雨空が
続きますね
一日の大半をイエで過ごす主婦にとって、
家事のやりやすさに繋がる動線は
無視できないものであると、
平生から思っていました。

3DKの団地、一戸建ての借家、そして今
住んでいる古民家(現役民家なのにシツレイ
な言い方ですね)と、さまざまな住形態を体
験できたことは、結果的に大きなプラスとなりました。

今建てているイエは、これまでの生活の中で
不便と感じていた点や、気に入っていたとこ
ろを洗いざらい書き出して要望書を作成した
ので、満足できるイエになったと思います。

狭い団地の、2・3歩歩けば必要なものすべてに手が届くコンパクトなキッチンは、
狭いゆえのよさがありました。
振り向けばそこに冷蔵庫、という状態だった
ので、動かずとも作業ができました。
物理的に作業と片付けを同時進行するしかなく、お鍋を火にかけながら一方では洗い物
出来上がると同時にかたづけも完了☆★
こんな習慣が身についたのは、狭いキッチン
を経験できたおかげです。

ああいった感覚をヒューマンスケールと
いうのでしょうか。
おままごとのような狭い空間でしたが
無駄な動きの発生しない作業効率の高いキッチン
だったなぁと、懐かしく思い出します。

今度のイエも
振り向けばそこに冷蔵庫
に設計していただいたので、使うのが楽しみです。
梅雨空が
続きますね
定例の打ち合わせ日でした。
建築家・工務店・現場監督さんたちに混じって
同席していましたが、専門用語が飛び交う
やりとりに、頭中がハテナマーク??状態。
建築とは、とってもムズカシイということ
だけはワカリマシタ(小学生レベルです)。

すべて一から作り上げる、建築家設計の家。
職人さんたちが連日精を出してくれている
様子を目にして、ありがたいなと思います。

先日、お茶を出しに行ったときにふと
見た棟梁の表情に、職人魂を感じました。

天職だと言わんばかりのキラリと光るまなざしが、作業するその手元に向けられていたのです。

ズシッと心に響きました!
職人さんの心意気を見た気がしました。

設計図面をもとに大工さんや職人さんに
造ってもらう家は、まるで大きな家具のよう。
家全体が大きな家具
仕掛けと細工がいっぱい。

規格品ではない、職人さんでないと
できないきめこまかな仕事、
造りこみの方法や細部の仕上げ方・納め方
まさに手造りハンドメイド。

建築物であると同時に大きな家具であると
感じたのであります。

開放的な開口部(ガレージ部分)です。


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