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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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1階と2階の両方にトイレと洗面をつけました。
掃除箇所が増えるという当初の心配をよそに、使い勝手は上々です。一分でも惜しい朝の洗面ラッシュ時には、大助かりです。また、フチなし洗浄の便器は、謳い文句どおりに本当に汚れがつきにくいので、マメでなくとも清潔に保てます。実際掃除箇所は2箇所に増えましたが、負担は感じていません。

我が家はトイレでプリント類に目を通す習慣があります。どうしても読まなければならないものでないこのような書類は、ともすれば食卓まわりで何かに紛れてしまうことしばしば。子どもがガッコウから持ち帰ったら即トイレの掲示板へ。

特注でつくってもらったトイレ用の掲示板、ステンレス製で美しいのですが、普段は掲示物で覆われています。来客用には1階を使ってもらうことが多いので、1階は絵画のコピーを、2階にはおたより類をペタペタ掲示しています。



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ムスメ1の中学卒業式だった。朝から小雪がちらつき風は冷たかったが、晴れ渡った青空に恵まれ門出にふさわしいお天気となった。昨年は土砂降りだったと聞いているから、今年の卒業生はよほど素行がよかったのだろう。

15の春、気持ちのよいほどすくすく成長した。箸が転んでもおかしい年頃、なんでもないことでよく笑う、楽しくて仕方がないというふうに。一方、傷つきやすく繊細な面も持ち合わせる。思春期とは、ガラス細工のよう。むやみに触れると壊れてしまう。そっと観て、ときどき角度を変えて観て、触れるときには慎重に。

扱いに難儀する思春期というやつであるが、心はかけても、言葉をかけすぎない。真正面から子どもに向き合わず、斜め45度の角度で接するのがちょうど具合がよいようだ。
大人に対する厳しい評価、鋭い正義感、矛盾だらけの世の中を許せない青い心。
大人になろうとしてもがき苦しみ、それでも進むしかない、内面ではすさまじい葛藤が繰り広げられているはずだ。

ムスメ1よ、母は見守っています。あなたが自分で自分の人生を切り拓いていけるように。

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五感の中でも嗅覚って不思議です。記憶との結びつきが深く、樟脳の匂いに祖母の面影を重ねたり、4711のコロンに若き日の記憶がよみがえったりと。それでいて慣れるのも早く、木の香りが充満する家に住んでいながら、慣れっこになっている節があります。我が家を訪れる方が、木のよい香りをほめてくださるのに、いつも住んでいると当たり前になっています。贅沢なことです。

ところが、今日夕方、外出先から戻って戸を開けたとたん、すがすがしい木の香りがいっぱいに広がっているのを嗅覚がとらえました。ずっと家にいると気がつかない。こうやって外からときどき自分の家を第三者的な視点で見てみることも、いろんなことに気がついてよいですね。

今日は雨のせいと昨日薪ストーブを焚かなかったこともあって、久々に湿度が55%まで上がりました。湿度が高いと香りが拡散しやすいようです。

中央に見えるは、我が家の大黒柱サマ。


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我が家の2階家事室は、洗濯物干しを兼ねている。道路からこの洗濯物が意外とよく見えるようで、先日ある人に言われたのは「洗濯物がにぎやかね」と。どこかに干さなければならない洗濯物ならば、特等席の南側に干し場を設けた。

思うに、デザインされた住宅でメインとなる側に洗濯物を堂々と(!)干しているところに、意外性を感じるのであろう。紫外線カットのLOW-Eガラスで内部は見えにくくなっているのだが、角度によっては、また目を凝らせばカラフルな洗濯物が見える。よく見かける、新築の家で1階にアルミのサンルームを併設して洗濯干し場としているケース、それとてガラスを通して洗濯物が干してあるのがまるわかりなのだが、それは一見して洗濯干し場とわかるから別段驚きはしない。洗濯干し場然としていない2階の一室に干してあることが、意外なのだ。
まぁ、それについてどうこう気にするわけでもないが、そんなふうに見ている人もいるのだ、と思ったまでである。

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着れば着るほど体になじんで手放せなくなる。木綿のシャツのように、美しく年月を重ねてゆく家でありたい。経年変化が、味わいになる家。そんな家が理想である。それには素材選びって大きい、と思う。

たとえば、床のスギ。
「床材は何にしますか?」一昨年7月、岡本氏の事務所で山と積まれた床材のサンプルの中から40ミリの杉板を手に取ったとき、直感で好きだ!と感じた。
サンプルをいただいて帰り、テンション高くオットの父に見せると
「キズがつくぞ~」
「今どきこんなのはやらんぞいね」
キズがついても流行らなくてもいいんです。スキなんですよぉ、これが。

家づくりは(特に素材に関して)選択を迫られることの連続だったけれど、基準としたのは「感覚的に好きかどうか」である。もちろん、感覚だけで選ぶことが絶対だとは思わない。でも素材から受ける影響って大きいと思う。触れたときのさらっとした感じ、見たときのざらっとした感じ。五感に訴える感覚で素材を選ぶことは、シンプルな選択ではないだろうか。

住み始めて3ヶ月が経った。床のスギは、薪ストーブによる乾燥のため(加湿していても)隙間が開いたり、所々反りも生じている。また、そそっかしい人(誰?)のおかげで、キッチンまわりでの生傷も絶えない(スギよ、ごめんなさい)。

くらすにつれて発生する変化(劣化?)も、当然のこととして受け止められる。くらし始めた当初、いちいちスチームアイロンで床のキズやへこみを直していたのが、あほらしく思える。
そんなん気にしてたらくらしていけへんよ。
キズもへこみも我が家の歴史であり証である。キズが増えるたびに体になじんでいくような気がするのは、決してひとりよがりな思いではないはず。

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