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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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春になるとソワソワして身辺を整理シタクナル。保留にしてきた箱をそろそろ片づけるとき。
ときどきの思い出に彩られたタペストリーや遠い昔旅先の美術館で購入した絵画コピーの額縁。行き先が決まらないのは、決まってこういった思い出の品。いまさら壁に飾るのもなんだか違うような気がする。

ほぼ決心を固めた夕方、ムスメ1がそれを見て言う。「懐かしいなぁ、これ」
幼かった頃、狭い団地の洗面所とも脱衣場ともつかぬ場所に掲げていたっけなぁ。
刹那、もう一度飾ろうかな、と思い直す。
いや待てよ、思い出は思い出としてあるから価値があるのかもしれない。思い出箱に納めて、そっと蓋を閉めた。

納戸は既に満杯状態。。。

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主婦の仕事って下を向いてすることが大半です。いつものごとくせっせと床を掃除していると、「たまには上も見てみたら~~」とオット。
隅っこに蜘蛛の巣発見!ここにもあそこにも。今まで見えていなかった!いえ、正確には意識が天井に向いていなかった。



我が家の1階の天井はそんなに高くなく、囲われた雰囲気がして安心できます。
天井高は確か2.4メートルだったかな。
ワタシの身長に当てはめて考えると、目から床までの距離と、天井までの距離は同じくらいになる。ということは、見えにくかったのではなく、自然と床ばかり見ていたということか。

蜘蛛の巣が張っているなんて、あまり見場のよいものではないですね。今後は上にも目を向けてみよっ。

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弁当忘れても傘忘れるな
北陸の空模様を言い表す言葉をオットの母から聞いたとき、うまいこというなぁ!と感心したものです。傘の出番は多いのです。

傘立ては、玄関先に常時置いておくことにしました。家の中にはしまいません。治安がいいので傘泥棒はいないと思われます。

使った傘はみなさんどうされていますか?干す派と干さない派のアンケートをとってみたらどんな結果になるでしょうか。ワタシは干す派です。

濡れた傘は一旦傘立てに納めますが、晴れた日には干してカラッとさせるとカビもはえにくい。どこに干しましょうか?ぴったりの場所がありました。中庭に面する格子戸に引っ掛けると具合がいいのです。



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働き者でパワフルな実家の母であるが、ひとつ困ったことがある。それは事実を自分のフィルターを通して受け取り、無用な心配に心を砕いてしまうことである。そのフィルターには、子を思う愛情ゆえの心配性という細かい網目が張られている。
子どもや孫のことになるとその現象はなはだしい。子を思うありがたい親心なのだが、心配性は直したほうが自分のためなのでは、と思う。。。

先日の能登半島地震で、幸いにも我が家は人的被害も建物の被害も受けなかったのだが、テレビの映像を見て能登はたいへんなことになっている!と彼女的パニックに陥っている模様。
被災された方はお気の毒なのは事実だが、私たちも避難生活を強いられているのだと母の頭の中では虚構の事実が出来上がっている(マイッタ)。

1日に何度も、余震のこと、地震発生時のこと、新築した家が無事だったかを心配する電話が入る。心配してくれるのは、本当にありがたい。が、被害を免れたにもかかわらず、怖い思いをしただろう・・・と涙しているというから、心配性もここまでくれば口を挟む余地はない。かかってくる電話には、努めて明るく対応するしかない。

ニュースで放映される現地の被害の様子は、まぎれもない事実であるがまったくの事実でもない。正確には、事実の一部を切り取っているのだ。編集された時点でおのずから脚色されてしまうのである。ビジュアルでパーンと見せるテレビの効果は、良くも悪くもインパクトが強い。また地名のくくり、「能登」という地名に、母なりに娘の嫁ぎ先という思いが強くあり、言葉を聞いただけで条件反射的に涙腺が反応してしまうようだ。

テレビは人々の不安をむやみに煽ってはいないか。ニュース番組を見ると不安が増大してやりきれない気持ちになるのは私だけだろうか。テレビ映像と事実にはズレがあることを念頭に置いてテレビと向き合わなければ、振り回されてしまう。

母よ、そんなに心配しないでくださいね。

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時計が9時30分を指しているのが目に入った。起きなくては、いやもうちょっとだけ、、、休日の朝、朝寝をむさぼっていたら突然家が大きく激しく揺れ始めた。
地震・・!
一瞬不吉な予感が頭をよぎる。このまま2階がバタッと落ちてはしまわないか、ローンを抱えたまま倒壊したらどうしよう。。。地震保険には入っていたかな。。。この世の終わり、、、

こういうときこそ落ち着いて!大丈夫だよ、自分に言い聞かせる。まな板の鯉になった心持ち、じたばたしてもしょうがない。揺れは恐ろしかったけれど、家全体がしなやかに共振している感覚がベッドの上に伝わってくる。倒壊することはないだろう、信じて揺れが治まるのを祈るように待ちました。

大きな地震でした。幸い我が家は壁に小さな亀裂が入ったくらいで目立った被害はありませんでしたが、近所では屋根瓦が落ちたり、柱が曲がったりなどの被害を受けた家屋もあります。
が、けが人が無かったのが不幸中の幸いです。

●近所の被害の様子

崩れた石垣


蔵の屋根がずれている


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書く仕事 主婦
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