今年のおみそ

本来なら梅雨明け早々に行う天地返し
バタバタ続きで、今頃になってしまいました（苦しい言い訳）



２月に仕込んで半年。
大きなカビの発生もなく、今年もみそができました。
時間が熟成してくれる我が家の味、４つの容器はどれも
熟成の進み具合がわずかに異なります。

う～～ん、芳しい香り、いつものみその香りです。
仕込んだら、ほぼ失敗なく時季になればできあがる。
時間の流れの速い現代だからこそ守っていきたい
手作りの味。

手前味噌とはよく言ったもので、
自慢できるものなど何もありませんが、
みそだけは自分で作ったものがいちばん
だと信じています。

それというのも、麹のおかげです。
津田味噌さんの麹は、今まで使ったどこの麹よりも
うま味と深みのあるみそに仕立ててくれます。

　向こう側に見える大きな樽は、町内女性会の預かり分です。
　使っている麹が違えば、出来上がりの味も香りも違います。
　大きな声では言えませんが、ここの麹は私好みではありません。。。

みそ汁好きのムスメ２は、インスタントみそ汁を
かばんに詰めてホームステイに旅立ちました。

我が家の真相

一人暮らしをしている高２のムスメ１が
補習と講習の合間を縫って帰省しています。
アメリカに飛んだムスメ２と入れ替わりで
帰って来たので、老後の予行練習・夫婦水入らずは
当分おあずけです。

久々に家族３人でゆっくり夕食をとり、
各自の部屋に引き揚げたあと、
新聞を読もうとするも見当たりません。

我が家は防音機能を持たせたオットの部屋を除き
基本どこにいても声が届くつくりになっています。

２階の自室にいる彼女に心持ち大きな声で

「今日の新聞は～（どこに置いた）？」

　すると

「黒の真相～？？」

　と妄想たくましい答えが返ってきて、、、

小説の読み過ぎでしょう。。。

ムスメ２、旅立つ。

ムスメ２が、アメリカへとホームステイに旅立ちました。

カラッと晴れ渡った快晴の朝、市長や学校の先生方、関係機関の
みなさま方他大勢の見送りを受けて、２週間のホームステイに
機嫌良く出発しました。
出発式に並ぶ彼女が、少しだけ大きく見えた真夏の朝でした。
涙腺がゆるいワタシは、ちょっぴりうるっときました。

泣き虫でこだわりやさんで、甘えんぼのムスメ２が
海外に出て体験をしてみたいと言ったとき、
まさか本気だと思っていませんでした。

いつもの悪い癖でとにかくしつこいもんですから
本気かどうか確かめたところ、どうやら真面目に本気の様子。

４月からこちら、週末ごとに研修を受け、
目の回るほどの忙しさを経験し、
あっという間に出発の日を迎えました。

今頃は、機上の人です。
１４歳のあなた、どうか体じゅうで異文化に触れて
たくましく柔軟になって帰ってきてほしい。
しばらくは親も家も忘れて、しがらみから解放されて
目いっぱい楽しんでください。

今宵の雨を恨む、薪能にて

今夜、薪能に行ってきました。
開演前はまだ西日が残り、昼間の暑さが尾を引いていましたが、
始まった頃には、さらさらと心地よい風が吹き、
舞台袖に張られた幕が風をはらみ向こう側に広がる七尾湾が
ちらりと見える一幕もありました。

ところが、狂言の最中にポツリポツリと雨が降り出し
次第に雨脚は中降りに。。。
濡れながらも、どうか続いてほしいと願う。

やむなく一時中断の放送が入り、
足湯につかって待ったところが本日の公演はこれにて中止とのこと。

雨を恨みます。
狂言まで見られたのはせめてもの、
クライマックスのお能が始まるのを待っていたかのごとく
意地悪にも降り出した雨を恨みます。

すべては雨のせいとわかっていながらも
Ｓ席のチケット代ももったいないし
なにより中途半端な気分が残ります。

商売は甘くない～イベント参加にて～

お誘いを受けて、イベントでの食べ物商売（の真似ごと）に
参加してきました。

販売メニューは

　★キムチピラフ

　★チキンのさっぱり煮

この時節の食べ物は、気を遣い過ぎるくらいでちょうどです。
夜中に仕込みをして、朝４時に起床、調理してパック詰め。

テント下で地ビールなど飲みながら、
談笑しつつ愉快に販売。。。のはずが、、、
商売はそんなに甘くありません。
昨今の不況のせいか、お客さんの財布のヒモは固い。
通り過ぎる人を何人数えたことか。

それでも、予定数はなんとか売り切りましたが、
にわか商売人の感想は、「食べ物商売って大変だ！」

いかに安価で仕入れるか
無駄をなくすか
買いやすい価格を設定するか
集客の方法
顧客ニーズの予測
競合相手との折衝
　などなど、問題は山積です。

仕入れの必要な食べ物商売は、場所と時間と品質管理
日々の帳簿管理が大切であるということを痛感した
イベント参加でした。

しかし、たまに畑違いのことをやるのも勉強になりますね。