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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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辻口博啓美術館に行ってきた。和倉温泉の一角、七尾湾の波しぶきがかかりそうな海のほとりにそれは建っている。能登・七尾の出身で世界に名を馳せるパテシェ・辻口氏が、昨年地元にオープンさせたカフェ&美術館である。

黒い長方形の箱型の外観。単純なかたちは、逆に内部への期待をほのめかす。自動ドアをくぐると、ほの暗く長い通路が延びている。その先には、穏やかな波をたたえる七尾湾が窓枠で切り取られ、さながら一枚の絵画のよう。

進みながら背筋が伸びる緊張感と、この向こうに広がっている空間への期待が高まる。

着いた先は、一変して明るかった。メインとなる壁にはスイーツ(実はこの言い方、慣れないのだが・・)の絵がアート風に大胆に描かれている。その他の壁や天井は黒を用いて、高級でハイソな雰囲気を漂わせている。

金曜の午後、カフェ店内はこざっぱりとした身なりの都会からの旅の人で席が埋め尽くされている。歓談する声がひそやかに耳に届く。人々の笑顔とゆったりと水面を揺らす海、ショウケースの中で上品におすましするケーキたち。

ワタシの目的は、東京から能登空港経由で毎日空輸されているというこの繊細なケーキを購入することでした。おつかいものには、地元で話題の辻口氏のケーキとしゃれこもうと求めてやって来たのでした。時間は午後4時、滑り込みセーフ、一歩遅ければ売り切れてしまうところでした。

今回はケーキ購入のためだけに訪れた辻口カフェですが、またゆっくりとお茶を飲みに行きたいな☆

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我が家の目の前に、バス停がある。高齢者や児童・生徒など、足を持たない人にとって市内に通じる貴重なローカル路線である。現に我がムスメたちも通学に遊びに利用している。

実は、我が家の着工にかかる前、バス停の移動の依頼をバス会社に申し出た。ほんの数メートルの移動であっても煩雑な手続きを必要とするらしく、すぐには応じられないとの返答だった。

急を要することでもないし、建ってから様子を見てもよいのでは・・と思っていたが、今ではそんなことすら忘れている。

古紙回収の日、ピロティで外部物置から出したダンボールを束ねながら、バス待ちの地域の方と二言三言言葉を交わす。
今日の夕方、帰宅すると集落の高校生がバスを待つ間、我が家の軒先(ピロティ)で雨宿り。車を車庫に入れながらニコッと微笑むと、彼女たちはワタシの車をよけながら微笑みを返してくれる。
我が家の敷地内なんだから、そこからこっちは入らないで!とにらみつければ、そこでコミュニケーションは寸断される。

地方といえども昔のような濃密な人間関係は薄れてしまった現在、小さなふれあいが人と人との心をつなぎとめる。
それにしても、高校生たち初々しかったなぁ。

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ムスメ1の高校入学に際しての書類一式が郵送されてきた。
購入品の中に辞書のリストがある。漢和・国語・英和・・・但し書きには、電子辞書を持っている人はそれを使ってもよい、とある。ムスメ1の意向を聞いたところ、電子辞書が希望だと言う。辞書を何冊もカバンに入れて通学するのは苦痛だと。

いかにもな理由に思えるが、ワタシはだまされない。通学は電車とバス、重いカバンを背負う距離はたかが知れている。しかも、置き勉といってガッコウに教科書一式を置いておくことは、中学校のときの悪しき習慣だった。高校生になったからといって、態度を改めるとは思えない。

頁を繰る紙の手触り、寄り道して目的の語句以外の意味を知る、そんなアナログチックな豊かな時間が、辞書にはある。

確かに、軽量コンパクトな電子辞書は、時代のニーズに即しているかもしれない。
知りたい言葉を一発で検索してくれる機能は効率的だ。一方で、無味乾燥さを拭い去ることはできない。回り道や寄り道にこそ、本来の学習のたのしみがあると、思う。
古い言葉を持ち出すと、若いときの苦労は買ってでもしてほしい。効率を優先せずに、非効率な中から何かを発見してほしい。

よって、高校生に電子辞書を持たせることに反対する。
百歩譲って置き勉を許すとしても、だ。

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何をするにしても、人にはそれぞれのやり方や流儀があります。薪ストーブというローテクな装置ならなおのこと、それは強く出るのかもしれません。

いつもは全面的にオットに任せているストーブ当番ですが、帰りが遅いときはワタシやムスメたちの出番となります。
ワタシのこだわりは、市販の着火材を使わずに火をつけること。
先日来、牛乳パックといよかんの皮で着火を試みて、ほぼコツがつかめました。
今日も着火成功!
いよかんのみでは難しい着火も、牛乳パックと組み合わせることでダブルの効果、ほぼ火がつくことがわかりました。



人からみれば取るに足らないことでも、自分の中の小さな目標が達成されると、ささやかな喜びを感じます。
小さな喜びを見つけること、それが日常です。

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この冬初の雪らしい雪が降りました。
暖かかった冬を名残惜しむかのように。


幼かった頃のように今では雪を喜ばなくなった、ムスメ1と2。それならワタシが・・・雪だるまなどつくってみました。



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