ムスメ２、旅立つ。

ムスメ２が、アメリカへとホームステイに旅立ちました。

カラッと晴れ渡った快晴の朝、市長や学校の先生方、関係機関の
みなさま方他大勢の見送りを受けて、２週間のホームステイに
機嫌良く出発しました。
出発式に並ぶ彼女が、少しだけ大きく見えた真夏の朝でした。
涙腺がゆるいワタシは、ちょっぴりうるっときました。

泣き虫でこだわりやさんで、甘えんぼのムスメ２が
海外に出て体験をしてみたいと言ったとき、
まさか本気だと思っていませんでした。

いつもの悪い癖でとにかくしつこいもんですから
本気かどうか確かめたところ、どうやら真面目に本気の様子。

４月からこちら、週末ごとに研修を受け、
目の回るほどの忙しさを経験し、
あっという間に出発の日を迎えました。

今頃は、機上の人です。
１４歳のあなた、どうか体じゅうで異文化に触れて
たくましく柔軟になって帰ってきてほしい。
しばらくは親も家も忘れて、しがらみから解放されて
目いっぱい楽しんでください。

働く喜び

今日は能美で取材でした。
金沢で営業Ｎ氏と合流して、打ち合わせをしながら
取材先に向かいました。

本日のお客さまは、ＩＴ業界で働く女性です。
カタカナ用語がポンポン飛び出すであろう取材になる予感
実は、始まる前からアレルギー反応を隠しきれません。。。（汗）

でも、そんなこと言っていられません。
質問項目を再確認して、いざ。

こちらの仕事をしていて思うことは、
応じてくださる方はみな、目に輝きがあります。
目が生きているとでも言いましょうか。
本日のＫさんもきらりと光る目をした、魅力的な方でした。

「自分の仕事が、人のために役立っている、
お客さんにありがとうと喜んでいただける、
この仕事をやっていてやりがいを感じる瞬間です」
きっぱりとおっしゃいます。

人は、社会の中で自分の立ち位置を確認しながら生きています。
自分が納得できる仕事をするのはもちろん、
それを人に評価していただくことで、
さらなるやる気につながります。

接客業においては、ありがとうの言葉ほど
うれしい言葉はないでしょう。
助かりました。
ご親切にありがとうございました。
自分が誰かに必要とされていること、頼りにされることは
働く喜びです。

一方、ワタシも、ステキに熱い紙面づくりに参加させて
いただいていること、ありがたく思います。
私の働く喜びは、一人でも多くの方に職業人の生の声を
届けることです。

今宵の雨を恨む、薪能にて

今夜、薪能に行ってきました。
開演前はまだ西日が残り、昼間の暑さが尾を引いていましたが、
始まった頃には、さらさらと心地よい風が吹き、
舞台袖に張られた幕が風をはらみ向こう側に広がる七尾湾が
ちらりと見える一幕もありました。

ところが、狂言の最中にポツリポツリと雨が降り出し
次第に雨脚は中降りに。。。
濡れながらも、どうか続いてほしいと願う。

やむなく一時中断の放送が入り、
足湯につかって待ったところが本日の公演はこれにて中止とのこと。

雨を恨みます。
狂言まで見られたのはせめてもの、
クライマックスのお能が始まるのを待っていたかのごとく
意地悪にも降り出した雨を恨みます。

すべては雨のせいとわかっていながらも
Ｓ席のチケット代ももったいないし
なにより中途半端な気分が残ります。

真夜中の仕込み

トントン、サクサク、ジャバジャバ、フリフリ
真夜中のキッチンで繰り広げられるは、材料の仕込み。

なりゆきで、お弁当屋さんをすることになりました。
本業を差し置いて、飲食業に乗り換えたのではありません。
主婦の延長でつくるお弁当でいいと言われたのをこれ幸いと
新たな分野への臨時参入です。

当然ながら、飲食業には材料の仕入れが必要です。
ライター業とて、食べ歩きや情報収集、感動や体験という仕入れは
常に必要ですが、飲食業との大きな違いは
前日に現物の仕入れが必要であるか否かです。

魚屋さん、お肉屋さん、スーパー、お母さんの畑、
方々駆けずり回って材料を調達し、
真夜中に仕込みをして、早起きして調理、折り詰めをする
作業量の多さと工程の煩雑さに、
食べ物商売のご苦労を思い知らされます。

たとえ主婦の延長でいいと言われようとも、
額面どおりに受け取るわけにはいきません。
お金をいただく以上、いい加減な仕事はできません。
お弁当であっても原稿であっても、それは同じ。

味はプロにはかなわなくとも（かなうわけがありませんが）
愛情だけはたっぷり入っています。
逃げとも受け取られ兼ねないこのセリフ、
一応用意はしておきますが、逃げではなく真意です。

結論、お弁当も原稿も心を込めてつくるのは同じ
　　　しかし、飲食業は仕入れや作業に時間を割かれる
　　　場所も要るし、収支の計算も必要　
　　　ワタシには到底できない商売です


アナタはいったい何屋さん？
素朴な疑問をオットに投げかけられ
なんでも屋さんと答えたワタシは間抜け？
本心では、違う分野を体験することで、
書く仕事にも反映できるものがあるとにらんでのことなんですが
さていかに。

商売は甘くない～イベント参加にて～

お誘いを受けて、イベントでの食べ物商売（の真似ごと）に
参加してきました。

販売メニューは

　★キムチピラフ

　★チキンのさっぱり煮

この時節の食べ物は、気を遣い過ぎるくらいでちょうどです。
夜中に仕込みをして、朝４時に起床、調理してパック詰め。

テント下で地ビールなど飲みながら、
談笑しつつ愉快に販売。。。のはずが、、、
商売はそんなに甘くありません。
昨今の不況のせいか、お客さんの財布のヒモは固い。
通り過ぎる人を何人数えたことか。

それでも、予定数はなんとか売り切りましたが、
にわか商売人の感想は、「食べ物商売って大変だ！」

いかに安価で仕入れるか
無駄をなくすか
買いやすい価格を設定するか
集客の方法
顧客ニーズの予測
競合相手との折衝
　などなど、問題は山積です。

仕入れの必要な食べ物商売は、場所と時間と品質管理
日々の帳簿管理が大切であるということを痛感した
イベント参加でした。

しかし、たまに畑違いのことをやるのも勉強になりますね。