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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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薪割りを体験しました。
設計・監理をお願いしている建築家氏より
薪割り体験のお誘いをいただきました。

山の上にある事務所に到着すると
チェンソーの轟音。
ごろごろ山と積まれた原木。
実際に薪割りの様子を見るのも体験するのも
初めてのことで、気持ちがはやります。



薪割り機なるものがあることは事前に
聞いていたのですが、見るのは初めて。

薪割り機に薪をセットしてグイグイ押して
いくと、薪が力を受けてドンドン前方に
移動していきます。すると、薪に当たっている
刃が薪を真っ二つに割るというしくみです。



割れた瞬間、むせかえるような木の香り
が立ちのぼります。手には木の割れる
ザクッとした確かな感触が伝わってきます。

木に命があること、そんなことは普段
考えもしません。割れた木の中心部はしっとり
と水分を含んでいます。かつてこの木も生き
ていたんだなぁ。。としばし感慨。。。
その木を人間が暖をとるために利用する。
感謝しなければ。。。

灯油や石炭はもちろんのこと、人工エネルギ
ーの最たるものである原子力発電にしても、
原料はすべて自然界からいただいたもの。
技術力でもって、人間が利用できるかたちに
変換されていくのです。

薪とて人力だけでつくるのは到底無理です。
電動式薪割り機のおかげで、労力を軽減でき
ます。しかしながら他のエネルギーに比べて
自発的に関わることができるところが、
大きな相違点であり手間はかかるとも良い
ところであります。

「薪エネルギーは何度でも人を暖めてくれる」
とは、薪ストーブのパンフレットの受け売り
ですが、暖まるためには、自力でつくるしか
ありません。割って乾燥させて、部屋に運び
入れて。。
気概を持って取り組む所存です!

斧を使って割るオット。難易度高し。
薪割り機がなかったら凍死することも
免れないでしょう。
昔ながらの手法である斧での薪割りは、日頃
の運動不足とストレス解消にはもってこいの
よう。慢性運動不足のオットが、薪割りで
運動不足を解消する日は近いようです。



ムダのない美しいかたちの斧。
六角チーズを連想していまいました。。。


クリックしていただいた方に
感謝100倍★
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無題
薪ストーブについての詳しくためになるお話を
ありがとうございます。

生きたアドバイス、たいへん参考になります。

割れ方・炎・香り、人間に個性があるように、
木もひとつひとつ違うのですね。

アドバイスを念頭に置きながら、習うより慣れよ
の精神でガンガン(もちろん適切に)使って
コツをつかみ、愉しむ余裕をもてるようにな
りたいです。

今年はたぶん使うだけで精一杯のような気もしますが。。。

クヌギやケヤキが手に入るといいのですが。
スギは建築現場で端材をせっせと集めていますが
燃やし方に注意を払います。

使い始めたら疑問点がたくさん出てくると思います。
その節は助言いただければうれしく存じます。

寒さのせいで気分が沈みがちだった冬ですが、
この冬は明るい気持ちで過ごせそうです。
ムーン URL 2006/07/26(Wed)10:50:49 編集
どんな木でも一応薪にはなります。
でも、樹種によって火持ちや燃焼温度などに違いがあります。
もっとも、薪に適しているのが、やはりクヌギでしょう。火持ちも良いし、割りやすい。樫の木や楠などの常緑の堅木も火持ちはよいのですが、割るのは大変です。
ケヤキも割るのが大変ですが、樫の木ほどでは、ありません。炎も奇麗なので、わが家では、客用の薪として崇めています。
もっとも、薪として使用してはならないのが、竹です。油も多く高温で燃焼してしまうため、ストーブを傷めます。杉も竹ほどではありませんが、高温になり、直に燃え尽きてしまいます。米松などの構造材は杉よりも薪として良いと思いますが、煤が多いようです。
杉・米松は燃やし方を失敗すると、制御不能となり、かなりの高温で燃焼し、ストーブを傷めますので、使い方には注意が必要です。
その他、リンゴや梨は香りが良いといわれています。
わが家は来シーズン、ナシの木を薪として使います。リンゴ同様香りが良いといわれています。今から楽しみです。
逆に香りが最悪なのが、ニセアカシヤです。
火持ちはそこそこで乾燥も早く、成長も早いのですが。
ただ、高性能薪ストーブは通常の使用で家の中に薪の匂いが充満することはありません。
薪をくめる時にストーブトップを開きますが、その時は既におきの状態ですから、匂いがしません。では、どこで匂いがするかというと、煙突からでた煙りです。炊き始めは温度が上がらないため、匂いが出てしまいます。温度が上り、2次燃焼が出来るようになると、乾燥薪では殆ど匂いがしません。煙も見えないことがあります。
ご近所の事を考えると、やはり、匂いの少ない薪を使うことをお薦めします。
わが家のように、隣近所が全て薪ストーブユザーの場合は、心配ありませんが・・・・
ストーブを語りだしたら、話しが止まらなくなってしまいます。

OKAMOTO URL 2006/07/26(Wed)04:09:35 編集
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