撮影モードによる違い

デジカメにはシチュエーションごとの最適な撮影モードというものが
ご親切にも備わっている。
しかし、メカ音痴のワタシは機能を使いこなせない。
これはかなりのストレスとなる。
一般市民の使うレベルでの機器類は、もっと単純で単機能で十分だ。
そんなふうに思っているのは、からっきし機械類に弱いワタシだけでは
ないはず。

どっちがおいしそうに見えますか。

ある日の夕食の一品
七尾産の甘エビ、今季最終。
スーパーでもこんなに新鮮なものが手に入ります。

①肉眼で


②フラッシュあり


頭はコクのある出汁がとれます。
おみそ汁にしていただきました。

離れて気づくこと

この春から一人暮らしをしているムスメ１のマンションに
初めてお泊まりしてきました。
ゴミの分別も食生活もそれなりにやっているらしく
安心しました。
それでも毎日の自炊となると面倒なようで、差し入れた
新ジャガの炊いたんや、こんにゃくのきんぴらなどを
喜んでくれました。

家を出てから、今まで自分はいかに甘ったれていたのか
がよくわかったと言います。
寝食のお世話から送り迎えまで、ずっと面倒みてもらって
ありがとう、などとやけに素直です。
何でもそうですが、最中にどっぷり浸かっているときは
核心が見えにくいものです。
幸せはすぐ近くにあるのに、平凡な生活に退屈して刺激を求めたり、
親の愛情を疎ましく感じて反抗したり。

久しぶりにムスメ１とゆっくり話せました。
寝不足にさせてしまったかも。

子どもには早く家を出したほうがよいタイプと
必ずしもその必要がないタイプの子とがいるように思います。
ムスメ１は前者、思い切って出してよかったです。

岩波ジュニア新書と原稿、ボイスレコーダー

岩波ジュニア新書

噛み砕いた表現、具体的な用例、
興味の世界を広げてくれる幅広いジャンル。
大人にも密かに人気のあるジュニア向けの新書。

何を隠そう、ワタシも前々からの愛読者です。
我がムスメたちにも熱心に薦めましたが、
彼女たちは魔法小説に夢中、見向きもしてくれません（悲）

手に取りやすく読みやすく、気取っていなくて
それでいて読み応え十分。
堅苦しいテーマを掘り下げてわかりやすく論じる新書は
就寝前の読書には向かない本です（笑）。

で、今、書かせていただいている仕事が
中高生向きのキャリアオリエンテーションマガジンということで、
参考文献にと図書館でごそっと借りてきました。

悩める青春、将来の進路や生き方に関する本も多数新刊
されています。

「働くって何だ」
大人への問いかけにも思えます。
読みながら、もう一度中学生を生き直しているような
気分になりました。

生きる上で避けて通れない「働く」ということ。
格差が広がる社会ではさまざまな問題も浮き彫りになっています。
自分はどう生きたいのかは、どういう仕事に就きたいのかと
いうことにつながってきます。
生き方も職業観も自分で選べる時代、
中高生のみなさんに人生の先輩の声を届けるべく
今夜もない脳みそを絞り、ボイスレコーダーを巻き戻しながら
パソコンに向かうのであります。

懐かしいにおい

先日帰省したムスメ１、
居間の戸を開けたとたん
「このにおい懐かしい～」

ワタシたちにはすでに嗅覚に溶け込んで
しまった木の芳香が、鼻をくすぐる。
日常と違う環境に置かれると五感が敏感になって
何でもないことが新鮮に感じられる。


家から出したものの、どういうわけかあまり実感がなく
なんとなく近くにいるような気がしていたのですが
そんな言葉を聞くと、
やはりムスメ１はもうここにはいないんだ
という現実を知るのです。

追記

ムスメ１の携帯電話を最低限プランにして２か月が経ちました。
何かと物入りな家計にとって、この差は大きいです。

どうでもいい（失礼）情報料に毎月費やしていたかと
思うともったいなかったなぁ。といってもあとの祭り。
来たるべきムスメ２の場合はこの経験を無駄にしないぞ。
情報化社会を生き抜いていくには、親も日々勉強です。

揺るがせたくない我が家の基準

　「よそがしているからうちも」
　「人がしているから自分も」
周囲に流されるのは避けたい。

自分は自分、自分の基準を人に合わせるのは
自分を大切にできていない証拠。
人と違うことをうれしく思わない今どきの子どもたち。
人と一緒だと安心する。
そんなデリケートな一面を持っている現代っ子だけど
凛とした態度で我が家のやり方があることを示さなくては。