命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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夕方、本家のオカアサマから電話
「暇やからコロッケ作ったし、よかったら取りにいらっしゃい」と。
口調はあくまで淡々と。でも決してつっけんどんではない、言葉の奥に込められた思いがそこはかとなく伝わってきます。
じゃがいもは自家製、暇やから・・は謙遜です。
生粋の能登の人ってシャイなんですよね。一緒に住んでいるときは、受け答えのしかたひとつとってもあっさりとしすぎて物足りなく思っていたのですが、離れてみてわかりました。何ごとにも辛抱強くて勤勉な能登の女性は、余計なことはしゃべらないんだと。
能登を言い表すのに「能登はやさしや土までも」という美しい言葉があります。恵まれた自然と厳しい気候風土、そこに暮らす素朴であたたかい心を持った人々。皮肉にも、一緒に住んでいた2年余りの時間には気づかなかった。いえ気づこうとしなかったのかもしれません。
弁解するつもりはありませんが、距離を置いてみて初めて気がつくことって、あります。夫婦や親子でさえも「家族をする」ことに心を砕かなければならない時代、核家族を切り盛りするのに精一杯のワタシには、オットの両親を含めた家族関係をうまく回していくことは力不足でした。
スープの冷めない距離、は理想的です。まさしく今日、絵に描いたよう。このところちょくちょく両親の顔を見るたび思います。お二人とも血色もよく、少しふっくらされたよう。面と向かっては言われませんが、ワタシたちの家ができたことを何より喜んでくれていること、風の便りに聞いています。
「暇やからコロッケ作ったし、よかったら取りにいらっしゃい」と。
口調はあくまで淡々と。でも決してつっけんどんではない、言葉の奥に込められた思いがそこはかとなく伝わってきます。
じゃがいもは自家製、暇やから・・は謙遜です。
生粋の能登の人ってシャイなんですよね。一緒に住んでいるときは、受け答えのしかたひとつとってもあっさりとしすぎて物足りなく思っていたのですが、離れてみてわかりました。何ごとにも辛抱強くて勤勉な能登の女性は、余計なことはしゃべらないんだと。
能登を言い表すのに「能登はやさしや土までも」という美しい言葉があります。恵まれた自然と厳しい気候風土、そこに暮らす素朴であたたかい心を持った人々。皮肉にも、一緒に住んでいた2年余りの時間には気づかなかった。いえ気づこうとしなかったのかもしれません。
弁解するつもりはありませんが、距離を置いてみて初めて気がつくことって、あります。夫婦や親子でさえも「家族をする」ことに心を砕かなければならない時代、核家族を切り盛りするのに精一杯のワタシには、オットの両親を含めた家族関係をうまく回していくことは力不足でした。
スープの冷めない距離、は理想的です。まさしく今日、絵に描いたよう。このところちょくちょく両親の顔を見るたび思います。お二人とも血色もよく、少しふっくらされたよう。面と向かっては言われませんが、ワタシたちの家ができたことを何より喜んでくれていること、風の便りに聞いています。
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