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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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「麗子」が好きだ。
座敷童子の雰囲気をたたえた
グロテスクで妖怪がかった顔立ち
パッツンと切り揃えた前髪。



ヘンな趣味だと言われようとも
グロテスクな美しさに惹かれる。
 
この一種独特の美は、画家であり麗子の
父親である岸田劉生が発見した美で
「デロリ」といわれる。

中学校の美術の教科書に麗子像
カラーで載っていたことを覚えている。
不気味で薄気味悪く、夜、翌日の時間割り
を整えるのさえ怖かった。

数年前、ナマ麗子を観る機会に恵まれ、
気味悪い麗子がナゼに気になるのか、
確かめたくて対面した。

不思議と、怖くなかった。
それどころか、不気味さの中にかわいらしさ 愛らしささえも感じられた。

思うに、劉生は、かわいさの中に存在する
邪悪さを、父親の眼差しを通して麗子の中
に見て取ったのではないだろうか。

表現技法が過剰になっていった結果
麗子像が生まれたと。

一般に麗子像は不気味なものとして認識さ
れているが、それだけで片づけてしまう
ことのできない奥行きを含んでいる。

麗子と対面してそんなふうに感じた。

ほんのりと赤みが差した頬に
無垢な幼さが感じられる麗子像



ちなみに麗子さんご本人は、写真によると
似ても似つかないべっぴんさんでありました。
こんなふうに描いた父を恨んでなければ
よいのですが・・・

読んでくださって
アリガトウゴザイマス☆

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今さらながら、イエをつくることはくらしに
ついて思い巡らし、生き方について考えるこ
とだと思います。

イエを建てることになったとき
近所の方に言われた言葉は
「大きな家(本家のこと)があるのにね~」。

確かに、住むに十分な家はあります。

それでもあえてワタシたちのイエがほしいと
思ったのは、精神的な満足を求めたからです。心の充足は、イエの大きさだけで図ることはできません。

「住む」と「暮らす」は別と考えます。
大まかにわけると、たべる・ねるという
生理的欲求は「住む」こと、
一方、ふれあう・かたる・いっしょにおつき
みをする、といったことは「暮らす」こと。

短い動線
(家事がはかどる)

イエの中心にキッチン
(人の集まる場に食あり)

薪ストーブ
(火は太古から人の心を結びつける)

そんな「くらし」を手に入れたいと望みました。

ここで勘違いしてはいけないのは、
イエさえ建てば理想的な家庭ができるのかと
というとそうではないことです。
器だけ整えても、その中に納まる人間の
心懸けがなっていなければ、理想は現実
のものとはなりません。

家庭とは、家族メンバーがある程度努力して
作り上げるもの。
夫婦は所詮他人、親子であっても
親は子どものことをすべて理解していません。
子どもも一人の人間です。

努力というとなんだか演技しているようで
よそよそしいのですが、少なくともお互いに
違う考えを持っている人間同士である以上、
家族であっても相手に対する気づかいや
意思疎通は欠かせません。

夫婦・親子の新たな関係を築いていく、
そのためにイエを建てると言っても
過言ではありません。

この器にふさわしい家族となるべく・・

↑手前に見える鉄骨はビニールハウス用

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環境問題が盛り上がる中、
未だ平然とした顔をしてアイドリングして
いる運転者が多いことを残念に思う。

ガソリン高騰が続く昨今、用事はまとめて
一度で済ますことを心がけているワタシ。

が、根が貧乏性ゆえひとつの用事の
ためだけにクルマを出したときなど、
モッタイナイという気持ちがはたらく。

せっかくだから海の見える場所で
本など読んでリフレッシュ、
そのような場合に備え、クルマには常に
本を数冊積んでいる。

ミニ移動図書館というわけである。

クルマの中では、家にいるときと違って
他にすることがないため、濃く充実した
読書タイムが過ごせる。

言うまでもなくエンジンを切ります、ハイ。
窓を開けて、後部座席で足を投げ出し
思いっきりセカンドハウス状態。

ところが、周りを見渡すに
アイドリングしているクルマの多いこと!
そのほとんどが中年男性の方々、
営業マンが多いように見受けられる。
経費で落ちるからって、ホントにそれで
いいんですかっ。
自分さえよければそれでいい、モラルの
欠如は、若者の悪しき生態のように
言われているが、見本となるべく人生の
先輩の方々がそのような行為に及んで
いては良くない
かと。

今度、にこっと窓からのぞいて
「一緒に風を
 感じてみませんか~」

と言ってみようかな。
驚いて逃げ出されることを狙って、エヘ☆

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小説家・川上弘美氏のファンです。
小説にしてもエッセイにしても、
ほどよくチカラが抜けていて、
ゆるりとした空気感が感じられます。
独特の文体は、古風でいて現代的な不思議
な魅力があります。



つかみどころがないようでいて、
読んでいくうちにすっかり物語の中に入り
込んでしまう実に巧みな構成と描写。
実際になさそうでありそうな不思議な
人物の相関関係。

人間らしさを描きながらも、それが押し付
けがましくないところがイイのです。
さらっとしているというか、風通しがいい
というか、ドロドロした人間模様でなく
あっさり、さっぱりした関係。

歌に例えると、70年代ニューミュージック
といったところでしょうか。

濃い人間関係をああもさっぱりと描くことが
できる、すばらしき才能。

物語がおしまいになるのが惜しくて、
頁を繰る手がゆっくりになってしまう最終章・・・
今読んでいるのは、『センセイの鞄』。
胸キュンな展開でセツナイ想い・・

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義妹から、丹波の黒豆をいただいた。
今度のお正月まで置いておくのも何だしと
思い、折りしも梅雨どき、水分を飛ばそうと
煎ってみた。

煎ってからどうしようとかこうしようとかいう
思惑があったわけではない。

本当のことを漏らすと、黒豆茶なるものを
淹れてみたいという思いもわずかにあった
のだが、難しいことと知ってあきらめた。

愛用している鉄のフライパンを
中火の弱火にかけながら
ゆっくりと煎った。

こんなんできました!


豆料理というと、煮豆が代表的であるが、
甘いのはどうもという向きには、
敬遠されがちである。

そんな方に、煎り豆はオススメである。
思ったよりもカンタンにできて
しかも香ばしさについ手が伸びる。

豆には現代人に不足しがちな栄養素が多く
含まれている。
黒豆なら、なお効果がありそう。。

おひとついかが・・

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