住まい心地リポートvol.１１「小人になって模型に棲む」

一年半前、ワタシは模型に棲んでいた。
空間把握能力に劣り、３次元でものを考えることが大の苦手である。平面図はなんとか読むことができても、立面図になると、平面との関係が理解デキマセン。
まぁ、いいや。ワタシが理解できなくてもなんの問題もないわ。任せてしまおう！

デザインが確定してまもなく、模型を制作していただいた。初夏の、ある土曜日の打ち合わせ日。模型をお披露目されたときの感動と言えば！
り、りったい、立体になっているぅ～☆　
現実に一歩近づいた気がした。立体になるとこんなワタシでも理解が容易☆☆



再び、模型で大きな感動を味わったのは棟上げの日。
組み上がった様子が模型どおりだったことに、感動☆

その後もずっと目につくところに置き、日日出来ていく家の様子と照らし合わせながら、数ヵ月後には等身大の家に住める期待を寄せていた。お天気のよい日には模型を現地に持っていき日当たりなどを確認したりして。

今、模型は玄関に飾っている。我が家に来られたお客様がしげしげと眺めていかれる。
模型を見て夢膨らませた生活が、今ここにある不思議。