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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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今をときめく建築家・手塚貴晴氏の講演を聴きに、金沢まで行ってきた。

印象に残ったのは
「クライアントの要望を、常識にとらわれないカタチとしてつくる」
という言葉。
「屋根の家」や「縁側の家」のような斬新な発想につながるのだと納得。

「屋根の家」はかなり前に「建物探訪」で見たことを、思い出した。この家の住人は本当に屋根での愉しみを満喫している。ここまで愉しめるって、ある意味すごい。

住宅を設計するときに「家で何をするか」をまず考えると話の中にあった。家ですることと言えば、食べる・眠るなどの生理的欲求、読書・日曜大工など趣味に分類されるのだろうか。

趣味の行為は置いておくとして、家族全員がひとつの食卓を囲んで「食べる」ことは、もっとも大切にしたいことである。「食べる(=空腹を満たす)」といった本能に基づく行為に、文化のエッセンスを加えることができるのが、人間に与えられた特権である。

いかに愉しく食べるか、コミュニケーションの場とするか、はお互いを思いやった家族の努力の上に成り立っているものと思う。家族であっても素のままではいけない、変に取り繕うのも不自然であるが、最低限の気遣いが必要だ。

建物というハードが整ったからといって、くらしというソフトが自動的についてくるわけではない。ソフトを盛り込んで設計されたハードを、どう使いこなしていくのかは、住み手に託された課題である。くらしを愉しむには、わくわくする心を忘れずに積極的にくらしに関わっていく姿勢が大切なんだ、と思った。

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