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命みなぎる新緑の季節となりました。中庭のヤマボウシは、ゆさゆさと若葉を揺らし、白い花をつけています。小鳥のさえずりで目を覚ます朝、あぁ自然の営みのありがたさ、ささやかな日常を過ごしています。
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火災警報器設置義務の期限が近づいてきた。
回覧板で、確か5月末だったと確認済みだ。

そろそろ注文しなくては
火災から命を守るためとはいえ、注文も設置も面倒だなぁ。

聞くところによると、行政側は設置したかどうかを各戸
調べるのは容易でなし、
市民側も危機感薄く、設置は滞っているようだ。
それでも、ついこの間輪島で起こった悲惨な火災を思えば
数分の差で幼い命が助かったかもしれない、と無下に無駄な
義務でもないとも思う。

そもそもといえば、火を扱うことを許された人間である以上
始末をすることは責任としてついて回る。
言いかえれば、始末ができないものに火を使う権利はない。
それができないから、できる人ばかりではないから
こんな規制がかけられるのだ。

杞憂が頭をかすめる。
家の前に落ちているタバコの吸い殻、我が家は道路沿いで
バス停の前とあって、バス待ちの人かクルマからのポイ捨てか
犬の散歩の人なのか犯人は不明だが、
ともかく割れ窓理論に倣って敷地内はもちろん家の周囲も
空き缶拾いをして目を光らせていることをそれとなく
周知してはいるが、単にとり取り越し苦労であることを願う。

薪ストーブを使っている我が家では、普段、火は怖いものではなく
むしろ安らぎと暖かさをもたらしてくれる冬の中心的存在だ。
火の怖さは、人間の管理能力を超えて暴走することにある。
薪ストーブは、常に家族の誰かが管理しているから暴走などしない。

管理能力の欠如を法で規制しなければならない現実って
どうなんだろう。

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