春の海

春まだ浅い千里浜海岸。



ゴウゴウと唸る風が強く吹きつけ、白く波立つ。春いずこ。
むっとするほど濃い潮の香りが鼻をくすぐる。海原で育まれる命の匂い。
風は冷たいが、明るく白い日差しに春を感じる。春、新しい季節、何かが始まる予感。

さぁ、ワタシも気合を入れてがんばらなくては！

思い出を捨てる、人は変わる。

春になるとソワソワして身辺を整理シタクナル。保留にしてきた箱をそろそろ片づけるとき。
ときどきの思い出に彩られたタペストリーや遠い昔旅先の美術館で購入した絵画コピーの額縁。行き先が決まらないのは、決まってこういった思い出の品。いまさら壁に飾るのもなんだか違うような気がする。

ほぼ決心を固めた夕方、ムスメ１がそれを見て言う。「懐かしいなぁ、これ」
幼かった頃、狭い団地の洗面所とも脱衣場ともつかぬ場所に掲げていたっけなぁ。
刹那、もう一度飾ろうかな、と思い直す。
いや待てよ、思い出は思い出としてあるから価値があるのかもしれない。思い出箱に納めて、そっと蓋を閉めた。

納戸は既に満杯状態。。。

掃除は上を向いて

主婦の仕事って下を向いてすることが大半です。いつものごとくせっせと床を掃除していると、「たまには上も見てみたら～～」とオット。
隅っこに蜘蛛の巣発見！ここにもあそこにも。今まで見えていなかった！いえ、正確には意識が天井に向いていなかった。



我が家の１階の天井はそんなに高くなく、囲われた雰囲気がして安心できます。
天井高は確か２．４メートルだったかな。
ワタシの身長に当てはめて考えると、目から床までの距離と、天井までの距離は同じくらいになる。ということは、見えにくかったのではなく、自然と床ばかり見ていたということか。

蜘蛛の巣が張っているなんて、あまり見場のよいものではないですね。今後は上にも目を向けてみよっ。

子どもも家族の一員、手伝わせよ！

古代ギリシャの時代から言われ続けてきたといわれる、年長者の口癖
「最近の若い者は・・！」
あまり言いたくはないねんけど、目に余るねんわ、我が家のムスメたち。
アニメやマンガにうつつをぬかして、浮かれている春休み。
楽しいこと興味のあることには血眼になってはるけど、用事を頼もうものなら不機嫌な返事が返ってくる。
「え～～っ！やらなあかんの～～？」
この家で暮らしてるんやから、手伝って然るべき。家族の一員として当然のことやろがっ！

子どもは大事にし過ぎてはいけません。春休みくらいは家の手伝いをしても罰はあたりませぬ。お風呂掃除は交代制で、古紙回収の日はゴミ収集所まで運ぶ、それくらい当たり前や。

毎日食べているお米は、オットの両親が丹精こめて育てたものです。ありがたくいただいています。
「働かざるもの食うべからず」
午前中、苗床に発芽した苗を並べる手伝いをしたんですが、ムスメ２のやる気のなさには一喝してやりましたわ、ほんま。
農作業するねんから、普通に考えて服装は汚れてもかまへん服かジャージやろが。
なに、汚れてもええ服がないって？
そんなええ服ばっかり持ってはるんか。
足下は長靴でしょ！なんでスニーカーはいてるの？田んぼでカッコつけてどうすんのよ。

ほら、やるときはもっときびきびと気持ちよくやるっ！おんなじやるんやったらやる気出したほうが自分も気分がええし、周りの人に対するエチケットでもあるんやで。そんなことでは社会を渡っていけへんよ（ここで少々飛躍）。

好きなこと楽しいことばっかりやないねんで、世の中は。労働の厳しさを思い知れ～～。

傘を干す

弁当忘れても傘忘れるな
北陸の空模様を言い表す言葉をオットの母から聞いたとき、うまいこというなぁ！と感心したものです。傘の出番は多いのです。

傘立ては、玄関先に常時置いておくことにしました。家の中にはしまいません。治安がいいので傘泥棒はいないと思われます。

使った傘はみなさんどうされていますか？干す派と干さない派のアンケートをとってみたらどんな結果になるでしょうか。ワタシは干す派です。

濡れた傘は一旦傘立てに納めますが、晴れた日には干してカラッとさせるとカビもはえにくい。どこに干しましょうか？ぴったりの場所がありました。中庭に面する格子戸に引っ掛けると具合がいいのです。